2011年に発足して、長年の夢であったカンパニー劇場公演が、発表会としてではなく、作品的なものとしてやっと形になったところではありましたが、始動8年目で、一旦活動休止することを決めました。
理由は、私自身が個ダンサーとしてもっと確立する必要があること、そして組織として動きの中で継続して行くためのコンセプトや指導方針を変える必要があると感じたからです。
戒めとして、ここに書いておきます。
アマチュアの初級レベルの生徒さん達に楽しみ以上のクオリティを求めてしまい、精一杯の、生徒とは思えない完成度のパフォーマンスをしてくれましたが、やはり私が先生として手の行き届かない部分で困らせてしまい、1クラスが崩壊しました。ティルタ公演では、発表会としての生徒さんの扱いをしないからだと私は思っています。私の中では、各々が個性を伸ばし、やる気もあり、愛に溢れる素晴らしいクラスでしたので、悲しみも涙も止まらず、しばらく呆然としました。
長い付き合いだから、公演後にまた、個人を楽しむ柔らかなティルタイズムに戻るから大丈夫かな?と思っていましたが、そうはいきませんでした。反省しています。もう繰り返したくありません。
また祝祭公演は、出産の時と同じくらい私は命を削って作ったものでした。それは、プロではない普通の人でも、その人がその人らしさを輝かせて有機的に皆で協力出来た時に、そこには桃源郷のような世界が立ち昇るということ。9年前にバリのティルタエンプルで感じた生命の織り成す美しさを思い出します。それを形にしたかった、8年分の夢と努力が詰まったものでした。満席御礼の素晴らしい形となりましたし、無理したことに対して後悔はありませんが、そこで見えた新しいビジョンは、また少し形が変わりそうです。
現メンバー達とは、サリのレッスンとして、お付き合いさせてもらい、しばらく内側を温めようと思います。そして、次なる形がハッキリした時に、また団体を主宰しようと思います。それがティルタという名前になるのかわかりませんが、何らかの形で舞台を作ることは一生続けると思います。
レッスンは変わらずやっております。
レッスン生と共に踊る舞台での公演などはしばらく主催しませんので、個人の踊りとして習いたい方、小さな場での踊りをやりたい方に、変わらず教えて行きます。少人数ながらに、プロを目指す弟子もいますし、イントラもいますので、それなりに舞台用には個人レッスンなどでバックアップしていきます。何より、今はスタジオハフラを皆でやりたいです。
また群馬のILICO、横浜のAleezaにはこれを機に独立の背中を押しました。私の自慢の弟子達です。
是非皆様、彼女達のこともどうぞ宜しくお願い申し上げます!
またタイコブは、名前がまだ決まってませんが同じ場所同じ曜日に継続いたします。
長くなりましたが、
初心に戻り、自分自身と目の前の大切な人達を慈しみ、粛々と日々を過ごそうと思います。
これからもダンサーSaliをよろしくお願い申し上げます。
・☆*・sali・*★・
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL : http://sali.jp/system/mt-tb.cgi/1158
コメント
コメントする