ウード奏者の常味裕司さんに、イベント共催してあるMILLAちゃんとマカームを習い始めて、もうすぐ1年になります。数年かけて、聴き取れる耳と、奏者と創作に活かせる知識を身につけて、他の興味のあるダンサー達ともわかりやすく共有していける形を探っていきたいと思って始めました。
私は物心ついた幼い頃からピアノを習っていて、なんとなく音がドレミで聞き取れるのですが、微分音というピアノでは鍵盤にない音を含むマカームの世界が、なんとも心地良いのです。
(マカームとは、アラブの音階のこと。これまでにいくつもマカームについての記事を書いてますので、気になる方は左の検索窓にマカームと書いてみてください!)
さて、今回からは、マカームそのものではなくて、音楽の中で、メロディラインとどう絡まって何が起きているのかを学んでいます。
常味さんのレッスンは、論理に加えて経験から導かれた懐の深さをいつも感じます。
それは、"こうでなくてはならない" ではなくて、基準があるとして、"こうすると更に美しくなると思うんだよな〜"という姿勢。
そこに触れることが、自分自身の真実と共鳴します。
おまけに、毎回、前後にMILLAちゃんと話しをしながら歩く通学時間も、学んだことを消化するのに良い時間です。何もするにも仲間というのは、有り難くて大切ですね!
↓こんなお花に出会ったりするし♪
お砂糖みたいな甘い香りでしたw
昨日感じたお話をひとつ。
マカームバヤティという、瞑想的なムードがあるのですが、そのムードの音楽の中で、とても情熱的になるメロディがあって、そこにたまらない感覚を覚えました。
瞑想的
情熱的
この一見相反するような要素が同時に存在するときに、"たまらない"という感覚になる。
それは、いわゆるギャップ萌えのような…
(そんな言葉使うと怒られちゃいそうですが苦笑)
ライオンが見せる、か弱さ
小鳥が見せる、精一杯の鼓舞
のような、様相をイメージしました。
こういう感覚って、色で言うと、中間色と言われるはっきりしない色になります。
例えば、ウグイス色とか、瑠璃色とか…
私はその辺りの美学に日本人としての感覚とアラブ音楽の共通項を感じます。
取り留めもなくなりましたが、
今日はこのあたりで。
皆さま、良い一日を!
・☆*・sali・*★・
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