先週の日曜日は、私の主宰するティルタオリエンタルダンスカンパニーの第5回定期公演"祝祭"でした。
photo by Apache
ほぼ満席のお客様と、満タンのエネルギーのメンバーとで、文字通り"祝祭"空間を過ごすことが出来ました。
関わってくださった全ての皆様へ、御礼申し上げます。
photo by Apache
劇場で公演を重ねてきて、今回また一つ突き抜けることが出来たかなと実感しております。
メンバー達と過ごす年月、本番の数、が増えるにつれて、信頼関係も深まり、もはやここは大家族?!みたいな感覚になる時が沢山あります。
実際、いつもレッスンにいた赤ちゃんが小学生になり、立派にダラブッカのリードを取って発表するなんてことが起きてます。
赤ちゃんの頃を知っているメンバーは皆、親戚の気分になってます笑
そのおかげもあり、初めて舞台に乗る生徒達がいるにも関わらず、プロの集まりの時のような複雑な舞台転換と照明合わせ、そして生演奏と音源の組み合わせなどを意欲的に取り入れて形にしました。
それは、私が、踊りというものが、舞台・照明・音響・衣装・お客様という取り巻く異なる要素と切り離せないものであり、時に、他の要素がリードする形で場が進んで行くことに魅力を感じるからです。舞台が総合芸術である、というのは、そういう意味かなと思います。
今回のホールは特殊な作りだったので、それも活かしたかったし(そのためにこのホールにしましたから)、結果それにより、歓声が湧いてとても嬉しかったです。
私は実は、まだ舞台がその時どうなっていたのか見てません笑 映像が上がってくるのを楽しみにしています。
私が公演を作るときに考えているのは、どうやって全ての出演者の良さを表に引き出そうか、ということです。前後の脈絡や繋ぎにこだわるのは、それによって同じ演目でも見え方が大きく変わるからです。衣装の色や素材や光にこだわるのは、それによって、踊りが違うもののように化けるからです。
初めてのメンバーには、こんなの初めてでどうなるんだろうという思いもさせてますが、でも私は最初から感動の時があることを確信してます。とはいえ、終わって、その時を過ごせて、ようやくホッとするんですが。
ここまでやり込んだのは、初めてでしたが、
裏方もスタッフも核になるメンバー達やゲストの皆様たちとも、確実な信頼があって、私の描いていることを共有出来たから、実現することが出来ました。
この積み重ねてきた時の有り難みと豊かさに、しみじみ感動してます。
次回がどんな形になるかは、まだ何も見えませんが、こうやって皆で力を合わせて舞台を作り成功した時の喜びは、本当に至福の時間です。
まずは、通常モードに戻って、色んな経験をして、また次回公演へ向かっていきます。
その頃、私はなんとキャリア21年になりますね…
あっという間にそんな時間が…
でも、先日マコさんに、"公演始めて10年も経ってしまいました。"という話をしたら、"私は20年以上やってるわ"という答えが返ってきました。
まだまだです。
今回"発表会"というタイトルを抜きました。
それまでに5回かかったわけですが…
ダンスカンパニーとしては、やっと入口です。
まだまだ登れますね♪
・☆*・sali・*★・
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