2018年12月31日
大晦日2018
先程韓国より帰国しました。
年末、子どもが旅に出たので、私も少しだけ旅をして来ました。ダンサーとしてでも母としてでもない、ただ1人の女としての時間は、数日でも私の中の大きな何かを生き返らせてくれました。
単純に美味しい韓国料理に癒されて、コラーゲンでお肌プルプルです笑
今年もあと数時間となりました。
2018年は、息子と2人での新生活が始まり、自分の表現の方向性をいくつか定めたり、新プロジェクト"ILHAM〜soul to soul project"を立ち上げたり、全て始まりの時でした。
成長していくのはこれから。
今年の書き初めで、"信頼"と書きました。
仲間への信頼、家族への信頼、そしてなによりも自分への信頼を確認していく年となりました。
自分の中での核となる世界観、体感はリアルにもう見えているのですが、これから、それを更に紡ぎ広げるための進化であり、具体的な生き方、踊りの洗練を地道に取り組んでいきます。
家族を始め、元夫、友人、弟子達、仕事仲間…
身の回りの多くの人達が、いつも協力的に親身に関わってくれ、ビジョン人間の私の意図を汲んでくださり、ビジョンを形にするということが可能になっています。
皆さんが気になっているだろう元夫との関係も、息子の親としての協力は良い形でまとまって来ています。生きる道を別にすると決めて、表現者としての姿がお互いクリアになっているようにも私は捉えています。有り難いことです。
韓国で、とてもとても美味しいユッケを食べた時に、美味しすぎて踊っている自分がいました。
私の踊りの原点は、そこだなと思うのです。
良いものが好き
良いものに触れた時に、私の細胞は喜びで大騒ぎし始めます。その大騒ぎをみんなで共有したいから踊る。みんなで喜びで大騒ぎしたいんですね。
だけど、それだけでは、やってみたいことは完結しないのです。
今年深めた、根っこのような深さ、シリアスさを、面白い形でショーの中に散りばめていきたいし、そのエンターテイメントとしての形を探るこれからとなりそうです。
美術品のようにはしたくないから、
いい塩梅でのアーティスティック×エンターテイメントが見えて来たらいいなと思います。
それと同時に、指導者として、
身体を活かす踊りというものを必要な方へ届けていけるように、気持ち新たに、年始には指導法見直しもやりたいなと思っています。
いつも関わってくださる皆様に心よりの感謝を込めて♡
良いお年をお過ごしください!
・☆*・sali・*★・
2018年12月26日
インフィニティ
毎日息子と共に寝て2週間、やっと今朝、目覚ましなしで良い時間に目が覚めました。
身体も良い調子へ戻りつつあります。
同時に、3/17公演の構成がほぼ見えてきました。
今回フォークロア演目を繋がりの中で披露していきます。なんとなく端的になりがちなフォークロアダンスを少し多面的な描写ができたらなという意図があります。カナダに通って習ってきたデニースの演目を伝えたいなという気持ちも大きいです。衣装も、オリジナルで揃えたり作ったりして、わたしの感じるリアル感を大切にしてます。
ベドウィン3演目
(ベドウィン、バナートサハラ、ハッガーラ)
それから
ガワジー2演目、そしてオリエンタルダンスへと繋がる流れ
タイコブ、創作演目をアクセントに
ちょうどインフィニティを描くような構成になりました。
ティルタオリエンタルダンスカンパニーのロゴはインフィニティを取り入れてあります。
私の中で、循環する世界というのはとても大切なもの。今回は、公演構成もそのような形になって、嬉しいです。
皆とゆっくり育ててきたカンパニーが
これからも良い循環を描いていきますように。
ゲストのBarbee MakoさんとGamilaさんとは、以前作ったベドウィン群舞を両カンパニーダンサーとティルタメンバーとで披露。お2人のソロに加え、Saliと3人のトリオを初披露です。
デニースが、東の砂漠で見てきたという、バナートサハラ(サハラの娘たち)という演目。少しアンニュイで面白いのです。本邦初公開!
是非見に来てください。
今夜は、群馬のILICOとガワジー演目の流れをミーティングします♪
彼女は、ティルタのフォークロア頭のようになってきてます。わたしのアイディアをどう膨らませてくれるかな…ワクワクしてます。
・☆*・sali・*★・
2018年12月25日
クリスマス
発表会にショーでバタバタの昨年とは対照的に、今年はハウスウォーミングなクリスマスを過ごしました。
"鳥さん、1人じゃ寂しいからお友達が欲しい"
という息子の一声で、クリスマスオーナメントを対で買おうと決めて、お買い物に…笑
クリスマスツリー買って良かった♪
そして、このお部屋に合う形で飾れて良かった♪
この家に引っ越すときに、インテリアを大切にしようって決めたから、少しずつだけど、調えてくることができて、2018年良かったな♪と思います。
記念になる写真は、額に入れました!
それも、年末良かったなという出来事。
妹が来てくれたから、今年もクリスマスディナーを作って楽しむことが出来ました。
友人たちが来たり、毎年共に過ごす人は、色々ですが、丸鶏を焼くのは続けたいなぁ…
息子に甘過ぎるものを与えたくないので、ケーキは最近手作り。お陰で、ペロリとたくさん食べちゃいます笑
そして、イブは、タップダンスとフラメンコとベリーダンスの生演奏イベントにご招待頂きました!
タップダンスとパーカッションとフラメンコダンサーの掛け合いカッコよかったな〜
面白いシーンが色々ありました。
息子が限界で、途中でお暇して、残念でしたが、
クリスマスを楽しく過ごせました!
ありがとうございます。
その後、緊張のママサンタも、無事に任務完了し、ホッとしたところです。
いつも、緩急のある生活で、息子には安定感をなかなか感じさせてあげられてませんが、
動きの中でバランス取る力がお互い付いてきたかな笑
2人で過ごせるときには、たくさん甘えてもらってます。
心温まる時間は、頑張る糧になりますね。
皆様も、温かい年末年始をお過ごしになれますように。
・☆*・sali・*★・
2018年12月19日
冬至
photo by NAM
金曜日は冬至です。
昔は、ふーん昼が1番短い日なのか、くらいに思ってましたし、南瓜と柚子の日かと思ってる程度でしたが、今年は、素敵な言葉を見つけました。
冬至は、古代ローマ時代では、農神祭の日であり、闇の中から光が戻る事を祝福する日だったそうです。
数年前まで、私は踊りは喜びだけでいい
そう思っていました。
喜びだけの世界が身の周りに広がった時に、また新しい世界が見えました。
そもそも光も闇も一緒だということ、
闇の中で見える光にしかない美しさ、
中間のグレーのトーンの多さ、
闇から光を生み出す力…
いろんなことを感じて、見えた世界観があります。
私は冬至の日は、その群舞作品制作をする予定です。
闇の中の虹
前作、飛天の対になる作品です。
ちょうど冬至の意味とリンクしていて、創作日和になるかな…♪
・☆*・sali・*★・
2018年12月17日
ILHAM pre event photos 2
all photo by Apache
クラシックオリエンタルという世界観
オリエンタルダンスが形成された時代
西洋と東洋の混じり合ったケミストリーが花開いた時
その時代に生まれてないので、空気感まではわからないけれど、私がその世界に見ているのは、
Saliというダンサーとしてその場に立つこと
ベリーダンサーだからとか
こういうテクニックがとか
そういう枠を取っ払って、
音とダンサー個人とが、ただ素直に繋がっているそんな時代だったように思います。
誰もが持つその人という輝き、スター性を持って、そのまま踊ること。
この情報に溢れる世の中では、実は学べば学ぶほど難しくなっていくものかもしれません。
過去記事参照
クラシックな空気
ベリーダンスとアラブ音楽vol.19後記
そして、1番簡単な自分の感覚で動くということが、1番難しいようなそんな時代になって来ているように思います。
そして、それは、集団としてまとまりをつけることが難しい方向性のようにも思えますが、枠にとらわれない有機的な集団の形というのがこれからもっと見えてくるのではないかなと思ってます。
ここに私は次の道を見ています。
それは、師Mishaalが最初に教えてくれたことであり、師Hadiaが時間をかけてロジカルに説明してくれたことの先にあります。
皆が素直に自分であることの先に、もう1つ豊かな表現が花開いていくだろうと。
さて、イルハムも次回からは、規模が大きく、ダンサーも増えるので、エンターテイメントの目線をもう少し足していくことになります。
私も一曲入魂になるので、ダンサー個人としての気持ちは楽です。そのかわりオーガナイズ側としては、きっとやる事だらけですね笑
ただ盛り上がるというエンターテイメントの形でない、肌感覚や音楽性を伴った日本人にしか作れないエンターテイメントとして、面白い形が出来ていきますように、
この先は、蓋を開けてみないとまだわかりません笑
ただ、私のこういう直感は、面白い道を見せてくれるはずという感覚だけがあります。
師Hadiaの招聘と5年計画でのTT開催を決めた時も同じ気持ちでしたから(^ ^)
ILHAMのFBページがあります。
是非イイね!よろしくお願いします。
・☆*・sali・*★・
2018年12月16日
ILHAM pre event photos 1
SNSはオフィシャルな投稿にさせてもらいましたので、Blogでは、私の個人的なことを書きながらご報告させてください♪
All photo by Apache
Apacheさんが素敵に切り取ってくださいました。
今回のダンサーとしての全ては、↑この写真に集約されます。
We daret el ayyam
The days turn for you
日々は巡り過ぎ行く
この春から少しずつ温めていた曲です。
いつも歌ものの曲のタラブの感覚に浸り始めると、人生が侵食され始めます…笑
だいぶ負けないようにはなってきましたが、精神力もかなり鍛えられるような気がしてます。
毎回あーしんどかったとなるのに、
そのわりに、それが病みつきになるようで、
常にどの曲かを創作中のリストの中に抱えています。
今年はマカームも同時に学んでいたので、
曲の構成が今までよりも随分クリアになっていて、その分重かったです。
単純じゃない感情という色彩が、もっともっとリアルに表現できるようになりたいと思います。
そして、この日辿り着いたこの曲のこのシーンは、私の今までの生演奏ショーの中でも1番と言えるくらい肌感覚がベストな状態でした。
これは、形として見たら、例えばビデオなら別の時の方が良かったりするんだろうなぁと、思いますが、個人的今の課題は、この肌感覚と映像美を一緒にすることです。
音楽って不思議です。
踊れば踊るほどその曲が好きになる。
そして、こういう曲は、踊れば踊るほど振付でなくなっていく。その瞬間をいかに曲の中に持っていけるかみたいな埋没系…
そんな中でも、自分としての揺らがない振付/揺らぎながら存在する振付を、磨いていきたいなと思います。
そうそう、曲によって、しっかり動きの輪郭があった方がしっくりきたり、この曲みたいに輪郭がボケていく方がしっくりきたり、色々世界観によって変わるなと改めて感じました。
さて、次のお題が既に手元にあります。
繊細なラインを描きたい曲なんです。
また、新しい挑戦です!
…写真1枚でここまで語ってしまった笑
とりあえずこの曲の写真だけで今日はおしまいにします。
実は衣装はMercedez Nietoから譲ってもらったもの♡良いエネルギーもらってる気がします。
・☆*・sali・*★・
2018年12月10日
ILHAMプレイベント御礼
とても冷え込む日でしたが、会場は、熱気で汗ばむくらいの空気感で終演しました。
ご来場の皆様、
素晴らしい演奏者である常味さん、Hassinさん、TAKSEEMAの御三方
会場京橋ララサロンのAzarah & かげっち
お手伝いしてくれた、えりこさんと涼子ちゃん
ティルタのみんな
いつも駆け付けてファンでいてくださる皆様
カメラマンのApacheさん
フライヤーデザインYildiz
そして、いつも支えてくれたりアドバイスをくれる家族と友人達
忙しいママに気を遣って我慢してくれた息子
来れなくてもお祝いの言葉やエールを送って下さった皆様…
お陰様で、良いスタートを切ることが出来ました。
ここまで2年くらいかかりました。
これから、5〜10年スパンで考えていることの始まりだと思っています。
個人的なショーのようで、プロジェクトの提示でもあったので、出来ることをバランス良く形にしていくことを心掛けました。
お客様には、最後には、もちろん笑ってほしいけれど、はっとしたり、じーんとしたり、クスっとなったり、ワクワクしたり、心模様が気持ちよく流れて行ったら良いなと、そんな想いでした。
人生が見えるショー
それが、1番面白いなと思うからです。
私は、こんなに文章書いたり企画してますが、角があって、上手く形に出来ない不器用なところがあります。
昔から想いが強いので、形にするのが難しいのです笑
ただ、私はいつもどこにでも光を見ています。
勉強することがたくさん。
練習することもたくさん。
間違いばかりやってしまう。
そんな私ですが、ここまでの自分が培ってきたものをひとつも後悔のない形として昨日は見せることが出来ました。
それは、新しいいろんな点と点が繋がり始めてきたから。
成熟したな、と思えるまでに
まだまだ時間がかかると思います。
だけど、未来への道がひとつ開きました。
これから一歩一歩進んでいきたいと思います。
心より御礼申し上げます。
・☆*・sali・*★・
2018年12月 2日
Sali Osaka WS 2018
ご参加の皆様ありがとうございました!
マニアックな視点ではあるのですが、
私のおしえていることは、身体の使い方と、心の動きと、表現を繋いだレッスンです。
表面を作っていくのではなく、
本質的な身体の動きと音楽の解釈を通して、
inside out〜内面を伴った表現を目指しています。
皆さんの表情が緩んできて、ふわっと繋がっていく時が幸せな瞬間です。
また来年もお会い出来ることを楽しみにしています!
楽に踊れる基礎
ポップバラディ振付
話題にしていたMona el Saidの動画は
今、動画埋め込みが出来ないので、
こちらに飛んでください!
まだお写真届いてないので後から追加します。
マジカルベール
まさに、マジカルな瞬間となったピアノ曲は
こちらです♪
・☆*・sali・*★・
Sali Osaka Show 2018
2018.12.1 Sali Show at meya meya
主催のSatineとクリスマス、には、早かったね笑
孫弟子を連れて踊るSatineを見て、嬉しかった
Tomoko & Nirfel
Nilferは、実は関東にいたこともあり、
私の弟子3人から習ってきているという!ビックリ関係。
ハマダさんに、お見知りおきになりました。
DINA関連で大阪お邪魔した時に何度もお会いしてるんですけど…私は演技派というお言葉を頂戴しました。辛口だとお聞きしてたんで、ちょっとビックリ嬉しい感じでした。
最近よく会うMarwaちゃん
Samarさんは、とても、たおやかな雰囲気で
写真撮ってないし、私は着替え着替えで、パフォーマンスも拝見出来ませんでしたが、アルバターシャルというタイコアンサンブルの皆様とご一緒しました。皆さまお心温かかったです♡
ほんと、着替えて踊って、たくさん踊りました。
アルフレイラワレイラは、ここのところの最終章でした。
うん、この夜を、終わりたくないって
リアルに感じられる感覚で、踊り終えました。
ここ数年この曲に沢山のエネルギーをもらいました。おそらく、生演奏入れて、4パターンの音で踊ったかな。演技派、表情が素敵!と何人もに言われましたが、最近の私はタラブを感じる音楽で、感情を紡ぐことが大好きなようです。
同時に進めてきてる、次の曲へ移行して、
来週イルハムプレイベントで披露します。
次の曲は、激しくないです。
彷徨うような時の流れと、辿り着く柔らかさも、内包するドラマも、今は自分の中に確かになってきました。
Satineが大阪へ引っ越して3年
ダンス仲間が出来て、彼女なりの世界が出来てきていて、私はとても嬉しかったです。
私を呼びたいんですって、ずっと言ってくれてて、それが叶いました。幸せいっぱいな大阪の時間を、関わってくれた皆々様へ御礼申し上げます♡また来年も秋〜年内に伺います。
どうぞ、また喜びの時間をシェア出来ますように。楽しみにしています!
さて、WSのことは、次の記事で。
・☆*・sali・*★・
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