私には去年辿り着いた1つのビジョンがあります。
圧倒的な愛の世界
きっとオリエンタルダンサーなら、タラブの世界をそう呼ぶでしょう。
その愛の世界を広めたい!
きっとそう思う沢山のオリエンタルダンサー達が、いま、それぞれの才能を駆使して様々な形にしようといているんだなと思います。
私自身は、昨年の自主公演で受け取った
強い熱量、培ってきたもの、
自分の至らなさ、学ぶべきこと、
多くを振り返り、
今は、自分の求める新しい表現を開拓中です。
ただし、ここのところ思うのは、
今やりたいのは1から違う表現にしたいわけではないということ。核はなにも変わらない。ただ拡張したいし、手法を練っていきたいというのが近いと思います。
そしてそうなった時に、私自身の強みとは何だろうと改めて考え始めるわけです。
大学受験の頃、普通は予備校に通うのですが、私は画塾に通ってました。絵の専門の予備校のようなものです。半分くらいは浪人生がいたように思います。
デッサンのクラスや平面構成のクラスを受けてました。日曜には予備校の模試のように、試験の時のように時間を決めて皆で同じ絵を描き、講評があるというスケジュールでした。
私は、どんなクラスでも特に何か講評の対象になることもなく、上手い人の絵を見て、すごいなぁと思っていました。もちろん上手いのは浪人生がほとんどでしたけど。
そんな中、一回だけ、注目され、褒められた時があったのです。
それは、平面構成の課題で、
家から学校までの道を描きなさいというもの。
そこに何か抽象的なものを示唆されていたのかは、定かではありませんが、私は、記号化した道のりを1つの世界として立体的に描いてました。
私にとっては、"ただ自分の頭の中を描いただけ"
でも、それが他の人の目線では思いもつかない形であり、面白かったそうです。
得意なことというのは、自分にとってはとても当たり前に自然なことなのかもしれません。
その後、私は芸術の本質的要素を学ぶ学部へ行き、
学校とは別で、踊りに出会いましたが、
やはり、踊りの中に見ているものは、
本質的要素…
特にフォーメーションを作るときは、
まさにその絵を描く時のような頭で作ってます。
今回の作品は、自分の中で大きな光を見出したものです。すっかり奥にしまってた自分の魂と向かい合って、苦しんで、行ったり来たりして完成しました。
私がこの17年間で拾い集めてきた自分の真実を紡いだ光へのストーリー
Gamal先生の監修で言われたことで、
私はもうひと回り自由になれそうです。
やっと落ち着いて、昨年の完成とは違う新しいものとして曲へ向かい合い始めました。
このような機会を与えてくれた旧友HuleyaとTaekaさんに本当に感謝してます。
お席はまもなく満席とのこと、当日沢山の皆様と踊りを、ビジョンを、感動をシェアする時が楽しみで待ち遠しいです。
(ちなみに、群舞はもう1つ、それからソロもあります。そちらはそちらでまた別にblog書くくらいのエピソードがあります…笑 また書きます!)
・☆*・sali・*★・
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