先日、終日のボディワークWSを受けてきました。マッサージセラピストの方々が多い集まりでした。その日は、歩き方をテーマにした2日間の1日目。本当は2日間受けたかったけど、お仕事の兼ね合いで1日のみ参加しました。
歩き方を効率が良い技術へと変えていくために、まずは立ち方から歩き方、その癖を見て、どう体を触りサポートの方向へ導けるか。私はセラピーは出来ないので、見えたやりたいことをサポートしてもらいながらやりました。
私達ダンスを教える立場では、動きの見えたものを、普通は触らずに話したり例えたり踊って見せたり、触っても部位を示すだけであとは解説したりして指導します。当たり前だけど、セラピストさんたちは、身体を触り、変化させるんですね。すごい技術。
そして、その人それぞれの身体には、その人の生き方が映ってて、その動きの技術を変えるとは、生き方まで変化することなんですよね。
私もいつもそう思っていますが、先生がまさに同じことを話されてました。
立ち方を皆でアジャストしていた時、もし普段の姿勢が不安定だとして、本来安定の姿勢が不安定だと感じる時のお話しでした。危ういけれど大丈夫という違う意味での安定感を感じるようにとの言葉。これって、すごく腑に落ちます。私が目指してる踊りの在り方はここ。あるべきところにいるというのは、とても不安定なんですよね。でもその周辺をユラユラして、そこの近くにいる。ユラユラしてるからこそ、いつもあるべき姿に近い。そして、そのユラユラというのは楽で自由な状態。
そして、全身の力バランスの捉え方も面白かったです。全身でひとかたまりで対になるだけでなく、部分になった時に、アイソレーションではなくて、ただ自由であるということ。上手く言葉にならないですが、自分の中で、そうか、そう捉えると…ピン!、ときました。ちょうど引っかかるポイントだったんですね。
別に筋肉の名前とかにはそんなに興味ないけど、解剖学から導かれる身体の宇宙は、本当に面白い。
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