生演奏で踊るワークショップを全4回で7月から行います!
ご存知の方がほとんどだと思いますが、私はバイオリニストの妻です。共に生活を始めて10年近くなりますが、毎日の日常の中で、様々な本番前後の夫の姿を見てきています。そして時に共に本番を過ごすのですが、そんな中で感じる演奏家と踊り手の視点の違い、共通項、共感できること、埋まらない溝、その境目を行ったり来たりしています笑
こんな毎日だから気になるのか?
それともただの性分なのか?笑
挑戦好きの私は、またひとつ考えました。
もっとミュージシャンとダンサーを近づけることは出来ないのかしら?
というわけで今年は4人のミュージシャンとそれぞれワークショップを開いてみることにしました。
12月に主宰カンパニーの発表会があるので、その準備レッスンを兼ねているのですが、内容は、是非色んなレベルの方に受けてもらいたいものとなりそうです。
まず1回目はタクシーマと共にお送りします。
"リズムのその先の世界へ"
今日リハーサルをしてきました。
マニアックです笑
"きっとだれも気づいてないんですけどね、笑"
と言いながらタクシーマのシェアしてくれた
リズムのバリエーションが変わることで
空気感の差を作り出す方法
同じリズムの中でも雰囲気が変わる
その差について
よーく聴くと納得です。
なるほど。。。。
その空気感の差を踊りに変換すると??
どの流れがよい?
と、今日は2人して頭を捻りリズムコンビネーションを作りました。
それで、どう踊るの?というと、
今回は部分的に振付にしていきます。
そこの部分はしっかりと動きのフィーリングを作り出す解剖学として説明をしていきます。
そして、部分的に即興練習をしていきます。
各自の感覚と身体と経験の掛け合わされた世界で探求が出来るように論理的にナビゲートしていきます。
その空気感の差を作り出すのはとてもとても繊細なこと。うまく説明出来ないなぁと仲間たちに話していたら面白い例えをしてくれました。
"料理の味付けと似てるかもしれないね。
ただの塩味なのか、
そこにやや甘みがあって、出汁、出汁の中でもアゴ出汁!そして後味に残る柚子の香り...
みたいな?"
きっと塩味の塩梅はわかってて
でも甘みとか、出汁の種類の差とか、後味とか?
その辺は表現者にとっては無限の可能性のあるものだと思います。そして、最終的には、分量を計量スプーンで計るものではなくて、自分の塩梅を作って食べて繰り返して作っていくものだと。。。
そんな内容なので、一回受けたら何かが出来るようになるというワークショップではないです。
でも、演奏家が何を考えて演奏していて、具体的にどういう繊細なワークで空間を作り出そうとしているのかを知り、今後の自身の表現へと繋げていくことが出来ると思います。
コンビネーションを録音した音源と、紙に書いたものをお渡しして、その後も練習出来るように考えています。
こういうワークは、実は良いステージを作るために1番大切なコミュニケーションへと結びついています。コミュニケーションを上手く取るために、相手を知ること=音楽を聴く力をつけること。
そこに踏み込んでみませんか?
ミュージシャンはダンサーとは全然違う世界に住んでる、いつもそう思いますが、だから面白いんですよね笑
そしてこのワークショップの内容は、教える私達の手の内を明かすようなものなのですが...
音楽を繊細に聴けるようになると、世界はもっと滑らかになる、私はそんな世界に住んでいたくて、同じように滑らかに感じられる人が増えるといいなぁと思っています。
そして、教えながら私も、もっと繊細に音楽を理解して踊りへと翻訳出来るようになるんだ♪、と思っています。
定員20名
残り8名です。
お申し込みはこちら
http://tilta.jp/contact
"7/1生演奏ワークショップ申し込みとご記入ください。"
このワークショップはダラブッカを練習している方がダラブッカのワークショップとして参加することもできます。タクシーマが演奏家目線での内容を告知予定です。またシェア致します。
最後に
先日は、11月の公演に寄せての文章にハートマークを沢山頂いて、応援メッセージもとても嬉しかったです。ありがとうございます。
実は、このワークショップシリーズも含め、
同じ想いから始まった、挑戦がいくつかあるんです。今日はその2つ目をご紹介させてもらいました。また今月後半にもう一つご紹介致します!
・☆*・sali・*★・
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