栃木県佐野市の藍染職人を訪ねて行って来ました!
紺邑の大川さんが、
本物の藍染めについて、実演しながら説明してくださいました。
まずは畑
春にタネを蒔いて、一度刈り取ったあと、秋にもう一度刈り取るそうです。水が流れ込んでいるところだけ、育ちが良かったです。藍は水を好きな植物なんですよ、と。
この葉っぱを、天日干しして、
水分を加え、発酵させて、
スクモを作るそうです。
スクモは、ほぼ無臭
とても近づくと土の匂いがしました。
それを、この釜に入れて、広葉樹を燃やした灰の水とともに発酵させるそう。その時に糖分を入れず、貝の粉などを加える。
ぶくぶくしてないでしょう?と言われました。
私はここが初めて訪ねた藍染め工房なので、差がわかりませんが、化学反応で染める時、釜はぶくぶくしているそうです。
茶色に染まった生地が
空気に触れると青くなる
129mの深さから掘り出した井戸の水で、すすいで、
あとは、天日干しをするそうです。
強アルカリの液につけるから、
タンパク質を溶かすので、
普通は染められないと言われるウールも、
昔ながらのやり方なら、普通に染まる。
化学的にpHを同じにした藍染めでは、染められない。
微量のミネラルの働きが大きな差を作っている。
藍釜によって、個性があって、
いつも同じ結果にならないし、
常に修行し続けなくてはならない。
時に裏切られるし、
解った、という気持ちになってはならない。
藍は、常に人間の役に立つものとして世界中で存在してきた。
天然の抗菌作用があり、紫外線をカットし、
遠赤外線を出しているので、砂漠の民は藍染の布を携帯していたとか。
紀元前4000年から数えて、6000年の間、
発酵という方法で行われてきた藍染は、
ここ100年で化学的な方法が増え、
昔ながらのやり方は、本当に少なくなってしまった。
なるほど〜と
たくさんの説明を聞いて、
オーダーする染めの感じを相談しました。
リベラシエロの宵蛍という曲で、
群舞創作中です。
蛍は水が綺麗な場所にしか住めなくて、
藍染も綺麗な水が必要。
そんな美しい日本が地球が、蘇り、つづいていくように、
祈りを込めて踊ろうと思っています。
その、衣装を紺邑さんで、染めて頂きます。
今日奥様と話していて、
もしみんなの都合が着くなら、トップスの生地は、
みんなで染めに来ようかな?というアイディアが浮上しました。
また相談しましょう。
息子と用水路に葉っぱを流す遊びをして笑
帰宅中です。
うさちゃんヨシヨシする?
というと、
目の周りをグリグリしてました…
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