photo by Takao Seki
踊りたい音楽を前にして、
さあ!振付を考えよう。という時、
デッサンや彫刻をするように、
音楽をかたまりで捉え、それを分割して、パーツの関係を見つけ、細かな装飾を乗せて、と聴いていくことが出来ます。
そうやって聴き込んだ音楽には、
全く同じ方法で踊りを振り付けることが出来ます。
先日、初めてオリエンタルメジャンセを自分で振付するメンバーに、創作方法を個人レッスンしました。
一通り、方法を試したあとで、
出た質問です。
"方法はわかりましたが、引き出しが少ないのですが、どうしたらいいですか?"
よく、たくさんのWSを受けて引き出しを増やすという話を聞きますが、私はこう答えました。
"自分の中に既に引き出しはあって、まだ見えてないだけだから、知ってるもので、まず作ってみましょう。どこか違和感があったり、
もっと素敵にしたい、とか
イメージはあるけど何か違う、とか
その気持ちと試した結果を次回のレッスンに持ってきてください。そこから、新しい引き出しを見えるようにしましょう。"
私自身、たくさんのWSを受け続けた時期もあるし、WSで"ネタとして仕入れた動き"を組み合わせて部分的に振付にすることも、あったりします。
でも、自分自身の魂からの踊りを考えた時に、ネタを並べる中には答えはないとハッキリ言えます。
もしくは、並べたネタを繰り返すことで、自分の踊りが生まれることはあると思いますが、それは、繰り返しから出てくるものです。
だとしたら、素材となるのは、
誰かのネタでなく
基礎でいいはず。
むしろ、
骨格上無理がなく、
エネルギーを生み出す方向性で、
美しい基礎の動きであれば、
洗練させ甲斐があります。
もちろん、エジプトのゴールデンエラから続くスターダンサー達のアイコンのような動きは、踊り込まれ、洗練され、今や基礎と捉えられるように思いますので、それはそれとして身につけて欲しいと思ってます。
DinaやSorayaや多くの毎晩のようにパフォーマンスをしている唯一無二のスターダンサー達は、自分自身の特徴的な動き、表現を持っています。
それは、基礎の動きをひたすらひたすら踊り続けた先にあると、私は思っています。
パフォーマンスする時間が多いと、
踊っている時の直感力が上がる
どんどん新しい動きが湧いてくる
という経験がある人も多いと思いますが、
そのような状態の時、
手元に基礎の動きがあれば、
あれよあれよと
どんどん姿を変え
バリエーションから新しい動きへと変化していくことが出来ます。
基礎というのは、型ではなくて、
そのように変化成長していくことのできるものです。
そして、しっかりとした良い基礎を持っていると、成長出来るから大切だと言われるのだと思います。
そんな基礎をみっちりじっくり
大胆かつ細やかに
美しい音楽の幅広さをご紹介しつつ
解剖学を用いた解説と
スピリチュアルな観点交え
お伝えする
オリエンタルダンス
3ヶ月集中基礎クラスを
開講致します。
オールレベル
初めて踊る方からプロまで対応します。踊れる必要はありませんが、受身でなく、自分から踊る気持ちでいらしてください。
お会いする皆さんの踊りたい気持ちが素直に形になるように、ブロックを取り除き、身体と心と魂とを一緒にナビゲートしていきます。
スケジュールや詳細は8月中に発表します。
(9月後半〜で考えています。)
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