メンバーSから、ナチュラルドライフルーツを頂きました❤︎身体を冷やさないそうで、ありがたいです♪
さて、
アンジュレーションで後ろへ倒れていかない理由
とてもシンプルな理由でシンプルな答えなのですが、この質問は私にとって鬼門のようです。笑
いつも、説明をしようとして上手くいかないので、ちょっと、順を追って書いておこうと思います。
まず最初に、後ろへ行かないで!という理由は、美しくないとか私の好みだとか
そういう理由ではないです。
18歳の時、踊りを始めた頃は、胸で前後へ円を描くものだと習ってましたし、その円がコンパスで描くように綺麗に動くのがアンジュレーションだと信じてました。点と点をなぞるような練習をし、踊った後は腹筋と背筋が軽く筋肉痛になってましたし、私はもっと筋肉質でした。
その頃は、身体を心で感じるということはわからず、動きながら心が別世界で踊るものだと思ってました。
その後解剖学を学んだのですが、
この動きは、
腰椎へ負担のかかるポジションを通るため、
負担からの怪我を防ぐために腹筋背筋で余計な緊張が起きる。
という問題があります。
ということなのですが、
だから何?
と思うかもしれません。
私達は何故踊るのでしょう?
楽しいから!
元気がでるから!
だと思います。
緊張したいから!という人はいないと思います。
身体が喜ぶと楽しさが心から湧いて来ます。
身体が喜ぶと元気が出ます。
"身体が喜ぶかどうか"
身体はどんな時に喜ぶのでしょう?
血行が促され、温まったとき、
エネルギーが高まります。
エネルギーとはスピリチュアルなエナジーとも捉えられるし、ただ単に温度であったり、活力であったりもします。
身体の中で血液に乗り、筋肉に動かされ、エネルギーが循環する時、その先には喜びや元気が湧くというポジティブな反応が待ってます。
では、その時に、どこかへ負担をかけながらだと何が起こるでしょうか?
循環がブロックされてしまうのです。どこかへしわ寄せを作りながらの動きとなるので、心もそのような状態になります。そして、そのような状態では、身体は本領を発揮出来ないのです。緊張に制限された中でしか動けません。
もともとエジプシャンのダンサーで後ろへ倒れるように踊る人は滅多にいないですが、日本では、いろんなスタイルがありますし沢山の人に見られるように思います。
もちろん、それが好きだから!と、いうことは表現の自由としていいと思ってます。だけど、何も知らずにそれを教わった生徒さん達は、どこか緊張と苦しさを持ったまま動きを続けることになります。
私自身が身を持って変化し、楽に踊ることが、踊りが上手になることと繋がっていて、その連鎖から喜びの輪が広がるのだと体験して来たからこそ、形が綺麗に見えるという目に見えている外側の理由で、胸を後ろへ倒さないで欲しいなと思ってます。そして、骨格、筋肉、エネルギー、などなど身体の仕組みが解ってくると、身体を生かした動きには制限がなく、ずっと続けられる循環と共にあるというのが見えてきます。
そして、身体と心はひとつです。
私は特にそこを繊細に捉えているのと身重でアンバランスなので、昨夜後ろへ倒れて行くデモをやろうとしただけで、心は後ろ向きに動き始めました。
ポジティブに踊ることが必ずしも全員のゴールではないのかもしれませんが、少なくとも私は自分自身と大切な仲間達、家族、生徒さん達とはポジティブな循環をシェアしていきたいと思っています。
そして、たまにレッスンで知らずに動きに緊張がある方に出会った時、上手く何故なのかをお伝え出来たらなと思ってます。
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