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六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて開催中のミュシャ展へ行ってきました。250点近くの作品、"コンセプトや芸術理念や思想を考察する"という切り口での視点、とても見応えがあり、素晴らしかったです。
美しい女性に女性的なモチーフ、アールヌーボーの雰囲気、昔から素敵だとは思ってましたが、10年前はもっと過激なものの方が魅力的に思えていたかな。笑
構図のダイナミクス、デフォルメの具合、確かなテクニーク、そして質感に光の調子…やはりリトグラフであっても、本やパソコンのモニターで見るものとは全く違って、行って良かったです。
ゴーギャンと仲が良かったということで写真も展示してありましたが、思想的なものが通じるのだろうなと思いました。やはり皆、神へと向かっていく、理想郷を見出そうとしていく。闇を見つめて、そこから浮上した時の世界…そこが晩年の作品となっていくのかな。
そうそう、ハディアショーでモチーフにしてた"四季"の私達なりに深めたことと、季節のリトグラフの差を比べて楽しんだりもしてました。
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