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日々の出来事から作らなくてはリミットのある物に囲まれて、
急に創作のことばかり考えている今日この頃です。
踊りについて考えているのはいつものことなんだけど、
今度またジャズやヒッピホップのストリート系ダンサーさん達とコラボレーションする事になって、
融合(Fusion)することと共存(Coexist)する事との差とか考えていました。
いつも古典的な音楽で踊る時はオリエンタル、そうじゃない時はフュージョンと呼んでしまっていたけれど、
常々その呼び名には疑問があって、でも便宜上判りやすい?みたいなノリで使っています。
たまに他のダンサー(何故か外国人ばかり!)とその話をする事もあって、
extendとかbeyondとかexperimentalとか色々言葉を探してみたんだけどみつからない。
昔のベリーダンスの歴史を辿れば、どのダンサーもその時代の何かしらを取り入れていて、言ってみればみんな新しい何かをフューズさせているみたいで、ロマ(ジプシー)にしてもその起源からフュージョンで産まれたみたいだし。
それでフューズのくり返しでどんどん何でも複雑に成っていって、今もそれは続いていて。。。
料理で言ったら、ただトマト丸のまま食べていたのが、今や湯剥きしてカットしてマリネにしてそれをパイに入れて焼いたものにソースをかける、、、、がエンドレスに続いていくみたいな感じで、それを食べたら”で?トマトの味って何だったっけ?”って肝心の素材の味が判らなくなっている状態みたい。
その核は何なんだって、ずっと長い事探っていて、去年にあぁそうかってやっと思えるものがハッキリして、
じゃあそれ表現するなら何するのって、しかも複数人でやる方法を、密かに考えては試し続けています。
それで、話は戻りますが、一昨年に同じダンサーさん達とコラボした時、
みんな歩み寄って間を取っていくみたいにして作っていって、
そうしたら一体感ある作品になったのだけど、どこかに大切なものを置き忘れてきたみたいな感覚になってしまって、異ジャンルコラボの難しさを感じてしまいました。
今回は話を頂いたときに、あ!今なら違う方法で参加出来ると直感で思って、出てきた言葉が共存(Coexist)でした。
あえてフューズしないままにする、でも喧嘩しないでいい具合を保つ感じ。
今の自分なら、ポタージュスープよりも粒がごろごろあるスープが飲みたい気分です。
そして素材の味がしっかりして美味しいスープ!
、、、と考える道しるべは出来ているのだけど、ジャズもヒップホップも動きの切れや現代性でいったらすごくcoolな世界。
同じステージに居て何がベストなのか探り探りです。
そしてこの文章がちゃんと意味を伝えられるものなのかも疑問。。。
それにしても
考えるのも作るのも、面白いなぁーーーーーーー
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