今日は一日中踊っていました。
急ピッチで楽屋のショーへ向けて筋道作っています。
旅の後は、いいな〜すごく色々自分から飛び出してくるから(笑)
明日もレッスン以外は引きこもりです。明後日、お楽しみに!
さて、
ジュゴグを聞きにバリ西部の村ヌガラへ行きました。
車窓からなので、ブレブレですが(汗)
途中見えたライステラスは太陽を浴びてキラキラ鏡みたいに光って綺麗でした!
牛がいたるところで放牧されていて、のどか。
これはパーキングエリアみたいな場所にあった小さなジェゴグ
ホテルにもあったり、色んなところで見かけると、叩いて遊ぶ。合奏楽しい。
夕日を追いかけるように、3時間。
お出迎えしてくれたのは、ダンサーの女の子たち!
せっせと皆様、楽器を運んでいます。
これは低音パート。すんごく大きい!
照明もランタンを木箱に入れるという原始的なシステム、でもちゃんと機能していた!
全体を写そうとしても入らない!
赤サイドと
青サイド
後ろへ回り込むと、低音担当の人が。
これがバッテリーが切れるの最後の1枚でした(泣)
その後、楽器の下に入り込んで聞いたり、実際に叩いたり、踊ったり!
楽しい時間、そしてとてもトランシーな音楽で鳥肌ものでした。
また興味深かったのが、楽器にもバリヒンドゥ教の宗教観が反映されているということ。
ジュコグには4音階で出来ているのですが、それぞれの音に
第1音 北/黒/ヴィシュヌ神(水の神)
第2音 東/白/イスワラ神(太陽神)
第3音 南/赤/ブラマナ神(火の神)
第4音 西/黄/マハデワ神(土の神)
4音が一体となり方角の中心、全ての色を含む混合色=シバ神となる
という意味があるそう。
私たちが生きている世界には1から11までのバランスがあり、そのバランスが崩れることで天変地異や争いが生じたりすると考えられ、バリの伝統音楽はすべてこのバランスを重視して演奏される。。。演奏する土地、場所に既にある”タクスゥー"(目に見えないパワー)と響働するのです。
ヤンリーピンのショーを見た時も思ったけど、こうやって田舎に残る民俗芸能を残して後世へ残していこうという活動は素晴らしいな。そして、それが生活と本当に密接に繋がっていることがよく感じられました。毎日農業をやって、村中で集まっては演奏をする。それがきっと村人の結束を強めることにもなっているのだろうし、ストレス発散にもなっていて、そして美しい音楽になって踊りになっている!!
ソロのダンサーがスポットライトを浴びて、沢山の裏方がいて、という図式とは全く違う姿。
こういう踊りや音楽が人が作り出したプリミティブな形なんだな〜。
私たちは、発展して、これでもかと発展して、なんて変わってきたのだろう。
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