"pathways2〜夢のあとさき"in2013 下北沢タウンホール
photo by NAM
夢のあとさき〜何故くるみ割り人形なのか?
アメリカ・カナダでのベリーダンスのパイオニアであり、ヨーロッパでもパイオニアだったカナダ人ダンサーHadia。インターネットもeメールもない時代からずっと学び続け、セラピストとしてのキャリアから独自のダンスメソッドを創り上げ、世界40ヶ国近くを踊り教えて回るという人生を歩んで来た方です。
Hadiaさんが、カナダのカルガリーで、ある時、クラシックオーケストラの演奏で公演をして欲しいという依頼を受けたことがありました。その際に披露したのが、くるみ割り人形のアラビアの踊りを始め、数曲の東洋にインスパイアされたバレエ音楽でした。
素晴らしい創作となったという話を聞いていて、日本の公演でも一度やってみよう!と挑戦したのが2013年の夢のあとさき。今回は、前回好評だった、くるみ割り人形に加え、ダンスオブペルシャンスレイブも披露してくださいます。
これらの音楽は、西洋の作曲家が全く違う世界である東洋の文化に魅了され産まれたものです。
そもそも、この西洋が東洋に魅了されるという流れは、フランスがアルジェリア、モロッコなどを植民地化したところから始まったと今朝ハディアさんから聞きました。国としては植民地として占領した訳ですが、文化的には魅了され、融合による新しい文化が生まれました。その後、西洋の国々は東へ東へと勢力を広げていきました。
時を経て、今、私達東の果てに住む日本人が、その音楽を用いて、バレエダンサーとオリエンタルダンサーが手を取り合い、表現すること、それは、遠い昔の作曲家が作った感動に応えることであり、また新しく重なる文化の交歓です。
これは一つの例ですが、世界では、このような形で、全く違うものが融合し、新しいものが生まれ、そしてそれがまた融合し…という連鎖が起きています。
もちろんベリーダンスも、バラディとブロードウェイや映画産業が結びつき生まれたもの。ここでも東と西の融合があります。
グローバルになる世の中で、異なる文化のやり取りの生み出す新しさ、面白さ、エネルギー、そして、それらの重なりがさらなる豊かさを作っていること。"夢のあとさき2017"では、この辺りが見所となりそうです。
オリエンタルダンスを軸に、バレエ、フラメンコとの融合、また西洋、アラブ、トルコ、日本という文化の融合がそこに美しく花開くことを目指しています。
Sali
イベントページはこちらです。
1人でも多くの方に観ていただきたい!
お申し込みお待ちしてます。
・☆*・sali・*★・
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL : http://sali.jp/system/mt-tb.cgi/1011
コメント
コメントする